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☆TIFF:「ハード~」松田が過激さPR

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2011年10月28日

 鬼才グ スーヨン監督×松田翔太主演「ハードロマンチッカー」(製作:『ハードロマンチッカー製作委員会』=東映+木下グループ+角川春樹事務所+東映ビデオ+日本照明+モロトフカクテル)が、第24回東京国際映画祭に特別招待作品として出品され、26日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映された。舞台挨拶には、スーヨン監督と松田をはじめ、永山絢斗、遠藤要、渡部篤郎、さらに主題歌を手がけたロックバンドの黒夢が登壇した。(※画像は東京国際映画祭特集ページに掲載)

 本作は、暴力しか知らない若者たちの日常を描いた過激作で、在日韓国人2世のスーヨン監督が01年に発表した同名小説(ハルキ文庫刊)の映画化。本州の最西端に位置し退廃した雰囲気を醸す山口県下関市を舞台に、在日韓国人の高校中退フリーターら刹那的な暴力と愛だけに生きる男と女たちの疾風怒涛の物語(108ス分)。ACC最高賞受賞などCMディレクターとして名をはせ、「偶然にも最悪な少年」(03年)、「THE 焼肉ムービー プルコギ」(07年)など映画界でも活躍する敏腕クリエイターのメガホンに、松田らキャストが渾身演技で応えた。

 共演は、この日出席した永山、遠藤、渡部のほか、柄本時生、渡部豪太、川野直輝、金子ノブアキ、落合モトキ、遠藤雄弥、裵ジョンミョン、石垣佑磨、淡路恵子、白竜、真木蔵人、渡辺大、芦名星、真木よう子、中村獅童ら。脚本は具光然。エグゼクティブ・プロデューサーは木下直哉、角川春樹、遠藤茂行。プロデューサーは片岡公生、原田雅弘。アソシエイトプロデューサーは柳迫成彦。撮影は無洲英行、照明は岩下和裕、美術は仲前智治、音楽は和田薫、録音は長島慎介、編集は高橋和久、渡辺勝郎。テーマソングは東京スカパラダイスオーケストラの「Lonesome Eddy」(cutting edge)、主題歌は黒夢の「13 new ache」(avex trax)。配給は東映で、11月26日(土)より全国公開される。

▼スーヨン監督 この作品は、これまでの日本映画にはあまりなかった味がするはずです。今日は海外からもたくさん見に来ていただいていると聞いているし、東京国際映画祭の次は海外へという夢をもっていきたいですね。

▼松田翔太 こんな刺激的な作品を東映でやれたことが嬉しいです。暴力シーンにはこだわりました。在日韓国人の役ですが社会的なメッセージはなく、単純に暴力的な描写を使った芸術を目指すと聞いて出演したんです。今日は女性のお客さんが多いですが、(過激すぎて)駄目だったら劇場出てもいいですよ(笑)。

 

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。