バンダイナムコゲームス製作「ドットハック」(製作:.hack Conglomerate)の製作発表会が23日、東京・外神田の秋葉原UDXシアターで行われ、スタッフ・キャストが登壇、作品の一部を先行上映した。
本作は、シリーズ累計販売本数300万本以上を記録するアクションロールプレイングゲーム「.hack」(ドットハック)シリーズを原作に、フル3DCGで新たに製作した長編アニメーション。バンダイナムコゲームスが、ゲームメーカーとしてこれまで培ってきたノウハウを元に製作する、劇場用3Dアニメの2作目。「.hack」シリーズは02年のプロジェクト発足以来、アニメ・書籍・コミック・ラジオなどと連動し、数多くのファンを生み出し、その世界観を拡大。10年の歳月を経て、完全オリジナルの劇場用3Dアニメとして更なる成長を遂げる。
因みに、バンダイナムコゲームスが手掛ける劇場用3Dアニメの1作目「鉄拳 ブラッド・ベンジェンス」は、人気ゲーム「鉄拳」の世界観そのままのアクション満載のフルCGアニメ。全米380館の映画館で実施したプレミア上映会では高評価を得た。日本では、9月3日(土)より3D公開される。
「.hack」シリーズ特有の現実と虚構、2つの世界を交差する奇妙な人間関係を描く、アクション&ラブロマンスムービーである劇場用「ドットハック」のメインキャストには、桜庭ななみ、松坂桃李、田中圭を起用。監督は松山洋、脚本は伊藤和典、キャラクター原案は貞本義行が手掛ける。アニメーション製作はサイバーコネクトツー、Sai。「鉄拳~」に続きアスミック・エース エンタテインメント(AAE)配給で、12年1月より全国3D公開予定。
▼鵜之澤伸エグゼクティブプロデューサー(バンダイナムコゲームス代表取締役副社長) 最新技術でさらにクオリティをあげ、日本のクリエイターが持っている技術でもって世界へ出て行こうという試みの2作目。今後もいろんな展開をしていきたい。
▼豊島雅郎氏(AAE代表取締役社長) 「鉄拳~」に続き、ゲーム会社であるバンダイナムコゲームスさんの世界照準の作品をお手伝いさせて頂く。当社も手掛けてきた今までのアニメ映画とは違うので、配給・宣伝も今までの切り口とは違う展開をしていく。3作目以降も是非ユニークな形でご一緒していきたい。
▼松山洋監督(サイバーコネクトツー代表取締役社長) ゲームソフトを10年前からやっており、ゲームクリエイターが持つノウハウを映像に発揮した、新しい映像作品になっている。「.hack」シリーズについて何の情報がなくても映画は楽しめるように心がけ、観終わった後に気持ちよく、幸せになれる作品になると思う。