ブロードメディア・スタジオ+カルチュア・パブリッシャーズ配給「レイン・オブ・アサシン」のジョン・ウー監督、スー・チャオピン監督(共同監督)来日記者会見が27日午後、新宿のパークハイアット東京で行われた。
作品は、ミシェル・ヨーとチョン・ウソン共演による武侠アクション大作。「レッドクリフ」のジョン・ウー監督と、ジョン・ウーに才能を見出された台湾の新鋭スー・チャオピン監督が共同でメガホンをとった。8月27日(土)より新宿武蔵野館他全国ロードショー。なお、会見には特別ゲストとして大地真央も登場し、両監督に花束を贈った。
▼ジョン・ウー監督の話 スー・チャオピン監督の「シルク」(06年)を見て、彼には才能があり、映画に対する愛情とオリジナリティのある監督だと思い、一緒に仕事をしたかった。彼が書いたこの映画の脚本を読んで感銘を受けた。新しい武侠映画のスタイルで、そこにはサスペンスがあり、人間の気持ちが描かれている。また、女性を主人公にする大胆さもあった。私は男性映画ばかり撮ってきたので、彼が女優にどう対応するのか見守っていたが、本当に見事な演出をしており、女優ばかりか男優もロマンチックに演じさせる手腕があり、嫉妬を覚えた(笑)。中華圏内に2人といない才能の持ち主。
▼スー・チャオピン監督の話 ジョン・ウー監督は映画界の歩くウィキペディアで、たくさんのことを学ぶことができた。監督は「男たちの挽歌」のように血と愛がある男たちを描いてきたが、監督自身もそのような人で、映画のテクニックだけでなく、人となりも勉強することができた。ミシェル・ヨーは監督と一緒に起用を決めた。芝居ができて、アクションもできる、中華圏内でもベスト3に入る女優だと思う。