エイベックス・エンタテインメント配給「ライフ―いのちをつなぐ物語―」の日本公開版が完成し、その特別披露試写会が5日夜、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。共同監督のマイケル・ガントン、マーサ・ホームズに加え、ライフ案内人としてナレーションで親子共演を果たした松本幸四郎、松たか子が舞台挨拶を行った。
同作品は、英BBC史上最大のネイチャードキュメンタリー。製作期間6年間、撮影日数延べ3千日、総製作費35億円をかけ、地球上の全大陸で撮影を敢行。最新のカメラ技術で “動物と同じ目線” での撮影に成功した。英国版ではダニエル・クレイグがナレーションを務める。9月1日(木)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国RS。
当日は、東北地方応援プロジェクト「ワンライフプロジェクト」が7月末に立ち上がることも発表。BBCとルイ・ヴィトンのキム・ジョーンズ氏による企画で、劇中の動物をあしらったTシャツが1枚購入されるにつき、ノートが1冊東北地方に贈られる。また、来年のロンドン五輪出場を目指す猫ひろしが、動物の衣装に身を包んだ大勢の子供たちとともにスペシャルサポーターとして登場、会場を盛り上げた。
▼マイケル・ガントン監督 今回は、動物に対して今までにない親密なアプローチを行い、生き物のドラマに入り込むことができる。人間と動物には共通する何かがあり、地球を分かち合っていることに気付かされる。
▼マーサ・ホームズ監督 人間も動物も、生きていく中でいくつもの困難を乗り越えていく。先の震災で親を亡くした日本の子供たちが、この映画を見て、少しでも悲しみを癒してもらえればと思う。
▼松本幸四郎 人間の生き方はこれでいいのか…そんな声が動物から聞こえてくる。もの言わぬ動物に代わり、ナレーションとして言葉で伝えた。
▼松たか子 動物は自らの特性を生かし切って生きるが、人間はどうか。この映画は、素晴らしい映像技術とともに、自分の生き方に立ち返らせる。