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3DCGアニメ「friends~」プロモ上映&会見

【FREE】3DCGアニメ「friends~」プロモ上映&会見

2011年04月26日
東宝・市川南映画調整部長.jpg 東宝配給「friends もののけ島のナキ」(製作:『friends』製作委員会)のプロモーション3D上映会と製作発表記者会見が25日、東京の品川プリンスホテルで行われ、声優を務めた香取慎吾、山寺宏一、阿部サダヲ、山崎貴監督、八木竜一監督、そして東宝映像本部映画調整部長の市川南氏(=右写真)が登壇した。

 本作は、「ALWAYS 三丁目の夕日」、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」などの山崎監督の最新作となる、日本オリジナルの3DCGアニメーション。日本のアンデルセンと言われる浜田広介の傑作童話「泣いた赤おに」を原案に、20年来の盟友であるクリエイター・八木監督と共に、全く新しい映像に挑んだ。脚本も山崎監督が手掛けている。

 物語はもののけ島を舞台に、赤おにの“ナキ”(香取)やナキの唯一の親友で青おにの“グンジョー”(山寺)、そして様々なもののけが住むこの島にひとりの子供“コタケ”が迷い込むところから始まる。ナキとグンジョー、ナキとコタケ、ふたつの友情が生む、喜びと悲しみを描き出す。他に、YOU、加藤清史郎、FROGMANらが声優を務める。会見前、マスコミ陣に3Dプロモ上映が行われた。その映像は世界最高レベルのCG技術に加え、ミニチュアセットなど実写映画のノウハウを取り入れ、美しい背景や躍動する魅力的なキャラクターに、CGだけでは表現しきれないぬくもりやディテールが表現されていた。なお、最後のフォトセッションにはコタケ役を務めた新堂結菜も加わった。12月17日(土)より全国で3D公開される。

▼市川南・映画調整部長 東日本大震災で被災された方々へ、製作陣を代表して心からお見舞い申し上げます。友情、絆をテーマにした作品で、今そうした思いと共に製作しています。何が出来るか検討中ですが、夏に完成予定で、その頃には具体的な取り組みも発表できると思います。6年ほど前に企画が立ち上がった作品ですが、今もラストシーンをどうするかと脚本を作っていて、ただのCGではなく、背景にミニチュアセットを取り入れるなど、世界でも初めての3DCGアニメとなるのではないでしょうか。世界でも公開すべく準備中です。

▼八木監督 ようやくこの場に立てたことでホッとしています。いま8割くらいできていて、最後の詰めに入っていますが、ラストシーンをどうするか、山崎監督と悩んでおり、観る人の心をほぐしてくれる映像を目指しています。

▼山崎監督 ピクサーアニメとも違う、ハリウッド作品と遜色ない作品に仕上がっています。日本オリジナルの独特なものにしたかった。あまり見たことのない3DCG映像が出来てきていて、世界でもどう評価されるか楽しみです。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。