第2回「日本シアタースタッフ映画祭」(主催:一般社団法人日本シアタースタッフ映画祭)が、当初の予定どおり4月16日、17日にサイエンスホール(科学技術館内)で開催されることが決定した。
東日本大震災の発生後、新作映画の公開や各種イベントの開催が相次いで延期、中止される中で、同映画祭についても開催か否かの議論がなされ、このほど「開催する」という結論に至った。同映画祭の藤原遊実行委員長(シネプレックス幕張・映写担当)は「生きる力を与えてくれる『映画』を通し、少しでも喜んでいただき、明日の力になれるのであれば開催すべきだと判断した」と語る。開催にあたり、映画祭の収益から、また会場に募金箱を設置し、被災地に義援金を送る。また、映画祭関係者や登壇ゲストから、被災地に向けたメッセージも発信していく。
同映画祭は、大手シネコンから独立単館系まで、全国の映画館で働く全ての人(=シアタースタッフ)による映画祭。シアタースタッフが投票し、過去1年間(3月~翌年2月)の公開作品からグランシャリオ賞(大賞)他各賞を選出する。さらに、今後の公開作品から選ぶ期待作10選を発表。豪華ゲストも登壇する。映画祭の運営自体もシアタースタッフが手掛けるのが特徴の一つで、今回より実行委員長と運営委員長をシアタースタッフ自らが務めている。
すでに投票の集計は終了し、グランシャリオ賞には「告白」が輝いた。登壇ゲストや期待作10選については、後日発表する。なお、チケットは4月2日よりチケットぴあで一般発売される。(下表は、投票結果)