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第84回キネマ旬報ベスト・テン表彰式

【FREE】第84回キネマ旬報ベスト・テン表彰式

2011年02月22日

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 2010年第84回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が20日夜、東京の銀座ブロッサム・中央会館で開催され、各賞受賞者(代理人含む)が登壇した。(写真は、受賞関係者一同)

 冒頭、キネマ旬報社の小林光代表取締役は、「この賞は“授ける賞”ではなく、映画作りという偉業を達成された映画人に敬意を表すもの。これからの映画界を担う映画人の希望の象徴となることを期待しており、受賞者の皆様がこの賞の歴史の重みを感じてくれるのと同じように、読者の皆様にも感じて欲しい」と挨拶。

 表彰式には、日本映画作品賞「悪人」を代表して東宝映像本部映画企画部の仁平知世チーフプロデューサーと、読者選出日本映画監督賞の中島哲也監督(『告白』)の代理で同じく東宝(映像本部映画企画部企画室勤務)の川村元気氏も登壇。仁平氏は「撮影現場にはいい作品にしたいという熱気があって、その熱が皆様に届いたのではないか。スタッフ・キャストみんなで獲った賞」だと述べ、川村氏は「『悪人』と『告白』はほぼ同時期の撮影で、李相日監督と同じように中島監督もいい意味でしつこい監督。2作品の似ているところは人間の悪意をテーマにしているところで、単純なハッピーエンドではない。出口(最後)は真逆の提案をしていて、受け止め方が非常に分かれると思う」などと語った。

☆個人賞
▽日本映画監督賞=李相日(「悪人」)
▽日本映画脚本賞=吉田修一/李相日(「悪人」)
▽主演女優賞=寺島しのぶ(「キャタピラー」)
▽主演男優賞=豊川悦司(「必死剣鳥刺し」他)
▽助演女優賞=安藤サクラ(「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」他)
▽助演男優賞=柄本明(「悪人」他)
▽新人女優賞=桜庭みなみ(「最後の忠臣蔵」他)
▽新人男優賞=生田斗真(「人間失格」他)
▽外国映画監督賞=ヤン・イクチュン(「息もできない」)

☆作品賞第1位
▽日本映画ベスト・テン「悪人」
▽外国映画ベスト・テン「息もできない」
▽文化映画ベスト・テン「ショージとタカオ」
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。