「トゥルー～」14歳のヘイリーが来日

　パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給「トゥルー・グリット」に出演した弱冠14歳、女優ヘイリー・スタインフェルド（＝写真）が来日、17日午後にザ・ペニンシュラ東京で記者会見を行った。

　同作品は、名作西部劇「勇気ある追跡」をコーエン兄弟が新たな視点で描いた感動のドラマ。ヘイリーは、ならず者に父親を殺され復讐を誓う少女マティを演じ、第83回アカデミー賞で助演女優賞にノミネート（他に作品、監督など全10部門）。昨年12月22日に公開された全米では、コーエン兄弟作品の興行記録を更新中。２月16日現在で１億６千万ドルに達している。３月18日（金）よりＴＯＨＯシネマズ六本木ヒルズ他全国ＲＳ。

　ヘイリーは、１５００人が参加したオーディションを経て、この役を射止めた。自分が選ばれた理由を「監督には聞いていないけれど、たぶんマティの台詞をこなしたことかな。彼女の台詞は、今のティーンが話す言葉じゃないから」と分析。マティに雇われる大酒飲みの連邦保安官をジェフ・ブリッジス、テキサスレンジャーをマット・デイモンが演じる。「ジェフとマットの役は“大きな子供”のよう。３人の中でマティが一番“大人”なのが面白い。この映画は、少女がイノセンス（純潔、無邪気）を喪失する成長の物語でもある」と語った。