東宝配給「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」(製作:日本テレビ放送網+バップ+東宝+D.N.ドリームパートナーズ+読売テレビ+電通+読売新聞/STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS/制作プロダクション:シネバザール)の完成披露ジャパンプレミアが13日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、キャストの竹野内豊、ショーン・マクゴーウァン、井上真央、山田孝之、中嶋朋子、岡田義徳、唐沢寿明、そして平山秀幸監督、チェリン・グラック監督が登壇し舞台挨拶を行った。(写真は、左より平山監督、山田、井上、マクゴーウァン、竹野内、唐沢、中嶋、岡田、グラック監督)
本作は太平洋戦争末期の玉砕の島・サイパンで、アメリカ軍から“フォックス”と呼ばれ畏れられた日本兵とその仲間たちの戦いを描いた感動大作(128分)。実話を基にした物語で、1982年に刊行されたドン・ジョーンズ原作の米書籍(「タッポーチョ『敵ながら天晴』大場隊の勇戦512日」「OBA,THE LAST SAMURAI」)を映画化した。
日米双方の視点から描く本作は、日本人パートを平山監督、アメリカ人パートをグラック監督がメガホンをとるなど、日米両国からスタッフとキャストが集結。撮影はタイとサイパンで2ヶ月にわたり行われた。脚本は西岡琢也ほか。音楽は加古隆。ヴァイオリン演奏は宮本笑里。2月11日(土)より全国公開される。
上映前に、本作をイメージして舞台上に設置されたジャングルが二つに割れ、その間から日本人キャストと監督が舞台後方より登場。各登壇者の挨拶に続き、今年は日米開戦から70年を迎えることから、「太平洋戦争を伝えるキャンペーン」の為、キャストと監督、そして1200人の観客全員で折り鶴を作成した。
また、竹野内と井上が今月誕生日を迎え、お祝いのケーキが壇上に登場し、2人がローソクを吹き消すとキャノン砲が発射された。さらに、大場栄大尉のご子息・大場久充さんと、大場隊47名のひとり新倉幸雄さんが登壇し、竹野内と井上に花束を贈呈するサプライズがあった。
▼竹野内豊 ようやくこうして皆さんにご覧頂けることを心より嬉しく思っております。今の当たり前のようなこの国の平和が、私たちには想像できないような当時を生きた厳しい現実があったから。頭ではわかっていても、実際に装具を付けて撮影に臨んで、あの方たちの誇り高い魂を忘れてはならないと改めて痛感しました。生きるために戦い抜いた兵士の方々の512日間をどうか見届けて欲しい。