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「一枚のハガキ」で新藤監督引退

【FREE】「一枚のハガキ」で新藤監督引退

2010年10月28日
「一枚のハガキ」記者会見.jpg 第23回東京国際映画祭のコンペティション正式出品作「一枚のハガキ」が27日に公式上映された。上映前の会見で、98歳の新藤兼人監督は「這いずり回る様に映画を作ってきて60年。これが限界」と話し、監督業引退を正式に表明した。

 本作は、新藤監督自身の体験を元に戦中の庶民の思いを描く。新藤監督は「戦争は絶対にしてはいけないというのが(作品の)テーマ」と力強くアピール。出演の豊川悦司は「世界中で共感してもらえるはず」、大竹しのぶは「思いが繋がっていってほしい」と話した。東京テアトル配給で、来年夏にテアトル新宿ほかで全国公開。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。