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東映「これでいいのだ!!」浅野ら会見

【FREE】東映「これでいいのだ!!」浅野ら会見

2010年08月03日
 「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」「もーれつア太郎」「天才バカボン」など、誰もが知っているヒット漫画を生み出した漫画家、赤塚不二夫を映画化する「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」(製作:『これでいいのだ!! 映画 赤塚不二夫』製作委員会/製作プロダクション:セントラル・アーツ/協力:フジオ・プロ)の製作会見が、赤塚の命日である2日、東映東京撮影所で行われ、佐藤英明監督、出演の浅野忠信、堀北真希、阿部力、いしだあゆみ、原作者の武居俊樹が登壇した。

 本作は、担当編集者として、赤塚の大半の人生を二人三脚で歩んだ武居による著書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文春文庫刊)を映画化するもの。二人の出会いから名作「レッツラ・ゴン」を生み出すに至る、二人のギャグで駆け抜けた笑激的な“人生”を描く。

 赤塚役に挑戦するのは浅野。また、原作者・武居役は映画化にあたり性別を変更し、堀北が演じる。その他に、木村多江、佐藤浩市、WAHAHA本舗の佐藤正宏、梅垣義明などが出演。バカボン、ニャロメ、チビ太などの個性豊かなキャラクターたちも共演する。脚本は「踊る大捜査線」シリーズの君塚良一が手掛けた。

 7月4日にクランクインし、8月12日にアップ予定。2011年GWに全国公開される。配給は東映。

▼佐藤英明監督の話 初監督作品なので緊張するが、現場ではリラックスして撮影に臨んでいる。4年前、助監督をしていた時にずっとお世話になっていた君塚監督から原作を紹介してもらい、台本も書いてくださり、僕にプレゼントしてくれた。僕もその前にすでに原作を読んでいて、すごく面白かったし、ちゃんとドラマになっていたので、自分で映画化したいと考えた。先生の名に恥じない映画にしたい。

▼浅野忠信の話 漫画はもちろん、僕は赤塚先生の大ファン。先生の写真を手に入れて、その笑顔がすごく素敵だったので、写真を引き伸ばしてポスターにして部屋に貼っていた。自分が演じることになってビックリしているが、そういう強い思いが届いたのかなと思う。

▼武居俊樹(原作者)の話 TVに出ている頃の先生はアル中で顔がむくんでいたが、僕が会っていた頃の先生は浅野さんのようにハンサムでマジメな人だった。漫画のギャグと現実のギャグがどっちわからないような生き様だったが、その奥底にあるマジメさを僕は学んだと思う。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。