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「大奥」、二宮、柴咲らアップ会見

【FREE】「大奥」、二宮、柴咲らアップ会見

2010年07月06日
 松竹+アスミック・エース配給「大奥」(製作:アスミック・エース エンタテインメント+TBSテレビ+ジェイ・ストーム+松竹+毎日放送+白泉社+電通+中部日本放送+RKB毎日放送+Yahoo!JAPAN)のクランクアップ記者会見が5日午後、東京・六本木のグランド ハイアット東京で行われ、プロデューサーの荒木美也子、磯山晶、監督の金子文紀、キャストの二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、和久井映見、阿部サダヲが登壇した。

 本作の原作は、白泉社「メロディ」で連載中のよしながふみの「大奥」。謎の疫病により、男の人口が激減した江戸時代、男女の役割が逆転した大奥を舞台に、1人の女将軍に3千人の美男が仕える虚実皮膜の世界を描く大胆な設定が国内外で高く評価され、09年度手塚治虫文化賞マンガ大賞と、海外のジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞(日本人並びにコミック初)をW受賞している。

 映画化にあたり、企画から約5年を要し、原作にある微細な所までこだわった時代考証を元に、たった一つの大きな“嘘”を絢爛豪華に描く。これまで見たことのない世界を創造する挑戦に、日本映画界を担うスタッフ・キャストが集結。プロデューサーは、「雨あがる」「博士の愛した数式」の荒木と「木更津キャッツアイ」シリーズの磯山がタッグを組み、同シリーズの金子監督が初めて時代劇の演出を手掛けた。脚本は高橋ナツコ。4月15日から2ヵ月にわたる京都他での撮影を終え、6月17日にアップ。9月完成、10月1日(金)より丸の内ピカデリー他で全国一斉公開。

▼磯山P 凄く奇跡的に、スターの方たちが結集してくれて幸せな撮影だった。日本の“国宝”クラスのスターが演技を繰り広げているので、撮影させてもらった襖などの国宝が霞むほど。本当に素晴らしい作品が出来ると思う。

▼荒木P 日本映画界を代表する若きスターたちが揃い、ロケ先やセット、衣装、美術等にこだわった本物の現場を用意。原作の色鮮やかさが映えるよう目指した。

▼金子監督 今回はじめて映画のスタッフで映画を撮ったのでドキドキしたが、いいイメージでアップすることが出来た。できるだけリアリティを持たせ、違和感のない世界観を目指した。編集中だが、いろいろ考えさせられる作品だと思う。

▼二宮和也 監督から生命力あるキャラクターにして欲しいと言われ、頑張った。

▼柴咲コウ 普通の生活をしていたらなれない将軍という設定を緊張しつつ楽しんだ。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。