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「必死剣~」、豊川悦司ら完成報告

【FREE】「必死剣~」、豊川悦司ら完成報告

2010年07月06日
 東映配給「必死剣鳥刺し」(製作:エクセレントフィルムズ+東映+テレビ朝日+ポニーキャニオン+ケイダッシュ+産経新聞社)の完成報告会見が5日午後、東京會舘で行われ、平山秀幸監督、出演の豊川悦司、池脇千鶴、吉川晃司、戸田菜穂、村上淳、関めぐみ、岸部一徳、主題歌を歌うalanが登壇した。

 本作は、藤沢周平“隠し剣”シリーズの中でも、現代に通じる傑作と名高い同名小説を映画化した本格時代劇。時は江戸、とある事件をきっかけに、想像を絶する過酷な運命に翻弄されていく男の生き様を描く。会見では、alanが主題歌「風に向かう花」(avex trax)を披露した。7月10日(土)より全国東映系でロードショー。

▼平山秀幸監督の話 昨年の9月から10月にかけて撮影した。クランクイン初日は、『能』のシーンから入ったが、そこでは100人から200人の俳優さんがピシッと並んでおり、その佇まいを見て、現場にストイックな空気を感じた。静かでありながら、厳しい映画を目指そうと思った。

▼豊川悦司の話 ひと言でいうならば「サムライブルー」。(W杯で)あれだけ日本代表が頑張ってくれて、日本人がもう一度「侍」という言葉を認識した時に、この映画が登場するのは一つのキッカケになると思う。この映画を見て、やっぱり日本人って良いじゃないと思ってほしいし、自分も日本に生まれてきて良かったと思った。(吉川晃司との対決シーンについて)吉川さんはマジで怖そうなので、真剣に戦った。

▼池脇千鶴の話 男の生き様や、昔の人の所作の美しさも見所ですが、2時間の映画の中にちゃんと起承転結があって、とてもワクワクできました。

▼吉川晃司の話 行間に込められたロマンチシズムを、セリフではないところで、醸しだせるように気をつけた。監督は、過剰な説明をしないで、きっちりとその世界観を撮られたなと思った。

▼岸辺一徳の話 いい作品。震えるというか、心の奥底が揺れ動いた作品に久々に出会った。100%自信を持って知人にも勧めている。

▼戸田菜穂の話 監督のテストを重ねた後の「本番!」という声で、スタジオの空気がピーンとなるので、この現場には奇跡が起きそうな気がしました。

▼村上淳の話 現場はものすごい緊張感だった。いい作品になっている。

▼関めぐみの話 時代劇には初めての挑戦でしたが、撮影前に着物での所作等を勉強でき、貴重な瞬間でした。

▼alanの話 私の手掛けた主題歌の映画は、これまで全部時代劇なので、縁があるなと思いました。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。