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プライム・ビデオ戦略発表会、「薬屋のひとりごと」実写化など

【FREE】プライム・ビデオ戦略発表会、「薬屋のひとりごと」実写化など

2026年09月04日
 Amazonは9月3日、プライム・ビデオの戦略発表会「Prime Video Presents東京」を東京・港区のフェアモント東京で開催した。同社が戦略発表会を行うのは2022年3月以来、約4年半ぶり。登壇したゲストから「ちょっと人の多さにびっくりしている」と声が挙がるほど多くのマスコミや関係者が参加した。会場外のホワイエには作品に関連した数々のフォトスポットを設置するなど、同社の意気込みの強さを窺わせる発表会となった。

 当日は厳選した9タイトルが紹介された。なかでも、大トリを務めた注目作が、この発表会で初解禁された実写ドラマの「薬屋のひとりごと」。全世界シリーズ累計5700万部を超える日向夏による大ヒット同名小説を、東宝との共同製作により2028年に世界独占配信する。主演は芦田愛菜に決定。製作はAmazon MGMスタジオ、東宝。制作プロダクションはTOHOスタジオ。その他のタイトルも、別表(下表参照)の通り、映画、ドラマ、アニメ、バラエティ、ドキュメンタリーの各カテゴリーで強力作がラインナップされている。


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 冒頭に登壇した大石圭介氏(プライム・ビデオ ジャパンカントリーマネージャー)は、オリジナル&独占作品、スポーツ、アニメの3つの柱をプライム・ビデオの「最重要テーマ」に掲げ、オリジナルでは『沈黙の艦隊』、アニメでは『ルックバック』などのヒット作を生み出してきた実績をアピール。スポーツも2026年に強化を図り、MLBの配信試合数の拡大などを行ってきたことを説明した。これらの結果、「第三者レポートではプライム・ビデオが利用率および会員数において日本最大の定額制動画配信サービスであることが確認されている」という。また、見放題で視聴できる作品群に加え、レンタル購入、70を超えるプライム・ビデオチャンネルの展開にも触れ、一つのログインで楽しめる「ワンストップエンターテインメントを目指している」とし、その一環として10月1日から「HBO Max」がサブスクリプションに加わることも紹介した。


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プライム・ビデオ戦略発表会の冒頭で挨拶する大石氏


 今回の発表会にはインターナショナルの幹部も登壇し、世界における日本の位置づけも説明。ケリー・デイ氏(プライム・ビデオ ヴァイスプレジデント インターナショナル統括)が「ヤングアダルトのプログラムが世界で成功している。日本でもこれからヤングアダルト作品を本格的に展開していく。次の世界的なヒット作品は日本から生まれる可能性が十分にある」と話すと、ゴラフ・ガンジー氏(プライム・ビデオ ヴァイスプレジデント アジア・オセアニア統括)も「日本はクリエイティブパワーハウス。25(の国と地域で)ローカルプロダクションを展開しているが、日本のクリエイティブの力は本当にすごく、多くのインスピレーションをもらっている。アニメでこの可能性はさらに広がっている。日本ならではのストーリーに根ざした作品は大きく羽ばたく可能性を秘めている」と、いずれも日本発の作品に大きな期待を寄せていることを強調。それを証明するように、大石氏は「今後2年間で、JP(日本)オリジナルへのコンテンツ投資を2倍以上に拡大する」と宣言。日本発のオリジナルシリーズ、映画の本数を大幅に増やすことを発表した。

 各作品の説明は、ライセンスコンテンツと編成を統括する石橋陽輔氏(プライム・ビデオ ジャパンコンテンツ事業本部 本部長)と、オリジナル作品の製作を手掛けるAmazon MGMスタジオを統括するバディ・マリーニ氏(Amazon MGM Studios日本責任者)が担当した。また、豪華なゲストも続々と登壇。「ブレス」から大西流星、「地雷グリコ」から関和亮監督、森七菜、蒔田彩珠、「ぼくの地球を守って」から三木孝浩監督、広瀬アリス、「沈黙の艦隊 目覚めよ、ニューヨーク」から上戸彩、中村蒼、津田健次郎、『スーパーモブニンジャ』から阪元裕吾監督、山田裕貴、山田杏奈、『薬屋のひとりごと』から芦田愛菜が登壇し、作品の魅力や撮影時のエピソードを語った。

 『薬屋のひとりごと』のパートでは、バディ・マリーニ氏に加え、東宝の臼井央氏(執行役員 映画企画担当)も登壇。臼井氏はAmazonとのタッグについて「(『薬屋のひとりごと』の)実写化は決して簡単なことではない。原作の魅力に加え、アニメーションで世界のファンが増え、これを実写映像化するという大きなチャレンジに、一も二もなく賛同してくれたのがAmazon。我々の思っている以上の製作費と気持ちを頂けた。ぜひこれは期待して頂けたら」と語り、バディ氏は「ハリウッドレベルの制作力をお持ちの東宝、そして世界でヒット作を生み続けているAmazon MGMスタジオ。この2社がタッグを組み、日本から世界へお届けできると確信している」と自信を覗かせた。
(取材 平池由典)
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。