閲覧中のページ:トップ > 音楽ニュース >

キング、高嶋ちさ子の父・髙嶋弘之が92歳でCDデビュー

【FREE】キング、高嶋ちさ子の父・髙嶋弘之が92歳でCDデビュー

2026年06月10日
髙嶋弘之 髙嶋弘之

 92歳の音楽プロデューサー、髙嶋弘之が、デビューシングル「君のいない朝がくる」(キングレコード)の発売記念イベントを発売日前日の9日、東京・カメイドクロックで開催。表題曲「君のいない朝がくる」とカップリング曲「リンゴの唄」の2曲を熱唱し、ユーモア溢れるトークで集まった観客を楽しませた。

 東芝レコード(現ユニバーサルミュージック)、キャニオン・レコード(現ポニーキャニオン)、ポリドール(現ユニバーサルミュージック)などのレコード会社で活躍し、現在もヴァイオリニストの花井悠希やクラシック女性4人組「1966カルテット」らが所属する株式会社シンバの取締役兼ゼネラルプロデューサーを務める現役のミュージックマン。東芝レコード時代にはザ・ビートルズの担当ディレクターとして一大ブームを巻き起こし、黛ジュン、ザ・フォーク・クルセダーズ、由紀さおりなど、多くのアーティストを手がけた。兄は俳優の髙島忠夫。次女はヴァイオリニストの高嶋ちさ子。

 昨年、91歳で初のコンサート「髙嶋弘之 私の好きな昭和歌謡」を開催したところ、2公演とも完売。その流れで、92歳でのCDデビューが決まった。

 今作には、オリジナル曲「君のいない朝がくる」、日本の戦後最初のヒット曲「リンゴの唄」の2曲と、自身の人生を語った「髙嶋弘之 わが人生‐口上‐」が収録されている。

 「君のいない朝がくる」は、9年前に亡くなった最愛の妻へ「ありがとう」の想いを綴った楽曲。作詞は、きたやまおさむ、作曲は都倉俊一が担当した。きたやまはザ・フォーク・クルセダーズ、都倉はザ・パニック・メンと、共に髙嶋がかつて手がけたグループのメンバーで、そんな2人からの作品に「最高にうれしいですよ」と笑顔をみせた。都倉はレコーディングにも駆け付け、髙嶋の肩を叩きながらテンポの取り方をアドバイスしたという。

 「リンゴの唄」の紹介では、戦争体験に言及。焼け野原になった神戸で自宅が全焼。父が作ってくれたバラック小屋で、小学5年生の時に聴いたのが「リンゴの唄」。「力強く生きよう」という決意を感じた。

 活動の源は「常に人に喜んでもらいたい」という思い。「90歳になってから何か悟るかなと思ったが、まったく悟らなかったですね。だから、せめて髙嶋と居たら楽しかったと思っていただきたい」。

 早くも第2弾の構想を明かし「この歌が売れたら、第2弾も考えています。次はラップ調で『勘弁してよ』でいこうと思っています」と話し、会場を沸かせていた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。