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株式会社サーティースリー:アカウントエグゼクティブ 東映配給『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』の東京プレミアが19日、ユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、声優を務めた板垣李光人、中村倫也、原作者で共同脚本を務めた武田一義が登壇した。
かわいらしいタッチでありながら、太平洋戦争の激戦地ペリリュー島の戦いを圧倒的なリアリティで描く同名漫画(白泉社・ヤングアニマルコミックス)をアニメーション映画化。遺族に向けて戦死した兵士の最期を綴る「功績係」に任命された主人公・田丸の声を板垣李光人、頼れる上等兵・吉敷の声を中村倫也が担当した。優しい田丸、勇猛な吉敷、相反する性格の二人だが、死と隣合わせの戦地で2人は友情を育んでいく。二人のキャラクターについて板垣は「お互いに持っていないものを、戦場でお互いにプラスにとらえて支え合うことができるのが二人の関係の一番の魅力」と話し、中村も「(二人に)共通しているのは、すごく気持ちのいい人間、素直さを持っている」と魅力を語った。
原作者の武田一義は、そんなメインキャラクターの声を担当した二人の演技を大絶賛。「板垣さんの声は、真面目に話していてもホワホワと癒される雰囲気がある。シリアスなシーンでも、見ているこちらは辛くなり過ぎない。本当に板垣さんに田丸をやってもらって良かった」と話し、吉敷を演じた中村についても「かっこいい声の方なら、どなたがやってもその人なりの吉敷になるのだろうと思っていたが、中村さんの吉敷は思っていた吉敷と違った。物語の中では吉敷は勇敢な兵士であることが前面に出てくるが、彼のバックボーンである、吉敷家の頼れるお兄ちゃん、田舎を出た素朴な好青年という部分を中村さんはすごく表現してくださった」とそれぞれの演技力に舌を巻いた。
また、10年前の戦後70周年の際に原作の漫画を描いたという武田は、「その時はどれぐらいの人に読んでもらえるか全くわからず、少しでも多くの人が読んでくれればいいなと思いながら描いていた。今こうやって映画化され、板垣さんや中村さん、制作スタッフの皆さまの力を借りて多くの人に届けられることを嬉しく思う」と戦後80周年の今年に映画を公開できる喜びをコメント。中村は「ペリリュー島の光景がどう変わり、人間たちがどう変わっていくのか。見終わったあと、皆さんの胸の中にどんな感覚が残るのか。それを確かめながら見て頂けたら素敵な機会になると思う」、板垣は「僕もこのペリリューという作品に出会って歴史を知ったように、ぜひ皆さんにこの映画を見て頂き、知るきっかけとしてもらい、心が少しでも動いたなら、知ることの連鎖にご協力頂けたら嬉しい」と会場の観客に呼びかけた。12月5日(金)公開。