演歌歌手・羽山みずきが23日、故郷の山形県鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)大ホールで「羽山みずきデビュー10周年記念コンサート~夢は今もめぐりて~」を開催。昨年12月にリリースした最新曲「みちのく純恋歌」など全24曲をした。
2016年4月にシングル「紅花慕情(べにばなぼじょう)」で日本クラウンからメジャーデビューし、来年10周年を迎える羽山。地元・鶴岡市での単独コンサートは今回が初となり、集まった約1000名の観客からは大きな拍手と歓声が送られた。
この日は事務所の大先輩である森田健作に直接歌唱許可をもらったという「さらば涙と言おう」や、スターダスト☆レビュー「木蘭の涙」の庄内弁カバーなども披露。コンサート中には、羽山が初めて観たという「2015年 日本クラウン 新人オーディション」のVTR映像が上映され、24歳当時の自己紹介や歌唱するデビュー前の姿に「オーディションで着たワンピースがあまりにもさみしかったので、母が100均で買ったリボンをつけてくれた」と当時の思い出を語る場面もあった。
公演中のトークでは、観客席をラウンドしながら歌唱し「感動して涙が出そうだわ!」と満員の観客に感謝。「小さいころから歌が好きで、当時は美空ひばり、川中美幸、島倉千代子の歌を、歌詞の意味も全くわからず歌っていたが、大人になった今では少しずつ意味がわかってきた。この荘銀タクト鶴岡でいつかコンサートをしたいと思っていましたが、皆さんのおかげで10周年のコンサートを行わせて頂くことができました。今後とも宜しくお願いします」と感謝の言葉で締めくくった。