東映、SPE配給『宝島』の大友啓史監督、主演妻夫木聡による全国キャラバンは、8月9日(土)に京都(T・ジョイ京都)、兵庫(OSシネマズ神戸ハーバーランド、アースシネマズ姫路)、10日(日)に熊本(熊本ピカデリー)、鹿児島(鹿児島ミッテ10)で舞台挨拶が行われ、鹿児島をもって20エリアを達成。宣伝アンバサダーを務める妻夫木は2日間で総勢1200人を超える観客一人一人に名刺を直接手渡しした。
神戸では大友監督が「歴史の教科書に載っている数行の記述を知るんじゃなくて、この映画を通して登場人物たちの感情を追体験してもらいたい。そしてここにいる皆さんはもうそれを体験したわけですから、すでに大友組です。ひとりでも多くの人にこの映画を通して、あの時代の沖縄を追体験していただきたい。それが僕らの願いです」とメッセージを届けた。
また、翌日行われた鹿児島での舞台挨拶では、大友監督がこの映画の企画がコロナ禍などの影響で二度も頓挫したことに触れ、「妻夫木くんは『監督とこのプロジェクトと心中します』と言ってくれたんです。その言葉がすごく支えになりました」と明かし、感謝の想いを述べた。イベント終盤には妻夫木が「僕は『ウォーターボーイズ』という映画で全国を回って、その土地土地で『ウォーターボーイズ』が皆さんに愛されて、その土地の映画になっていくのを目の当たりにして。もしかしたら映画って人の人生を少しでも変えられるかもしれないと。そういう映画の力を感じたんですけど、今回、その力を改めて信じてみたいなと思っているんです」と同作に懸ける想いを語った。公開は9月19日(金)。