WB配給『F1/エフワン』(公開中)の主演ブラッド・ピットは、日本での緊急来日プロモーションにおける舞台挨拶の締め括りを26日夜、丸の内ピカデリーのドルビーシネマで敢行。モータースポーツ番組のMCを長年務め、自身もF1ファンとして知られる中尾明慶をゲストに迎え、集まった日本のファンに作品をアピールした。
イベントでは、ブラピと話すことができる興奮から「『水曜日のダウンタウン』(のドッキリ企画)と思っていた」と語る中尾が、ついさきほどまで舞台袖でブラピと会話していたことを振り返り、「でも、本当に来ますよ」と会場の期待感を煽り、ついにブラピがその姿を見せると大歓声が会場中に鳴り響いた。リラックスムードで登場したブラピはファンサービスたっぷりに作品の魅力を語り、時折中尾が作品を褒めると、自身のポケットから日本円の紙幣をスッと取り出してワイロのように中尾に握らせ、会場の笑いを誘い続けた。イベント中には、サプライズでポスターなどのグッズを観客にプレゼントする企画も行い、選ばれたのは同作のタイトルにちなみ、「F」列の「1」に座る観客。ブラピの大ファンだという女性が壇上に上がると、間近にブラピを見られる感動からプレゼントを受け取る手が震えており、それを見たブラピがハグもプレゼントし、女性を笑顔にした。
同作の魅力についてブラピは、「F1には、ものすごい数の愛好者がいると同時に、全く見たことがない人、知らない人もいる。どちらの人たちも満足できるものにした。かなり脚本を練って、やっと良いバランスのものができた」と胸を張り、中尾は、「ブラッド・ピットさんが映画史に残るモータースポーツの映画を作ってくれた。モータースポーツのファンの方にも観てほしいし、日々生きていくためのエールを貰える映画でもあり、日本の皆さんにもぜひ劇場に足を運んでほしい」とそれぞれがアピールした。