東宝東和配給『ウィキッド ふたりの魔女』のジャパンプレミアが19日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、ジョン・M・チュウ監督、出演のシンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデが登壇した。
不朽のミュージカルとして愛され続けている「ウィキッド」を実写映画化。「オズの魔法使い」で少女ドロシーがオズの国に迷い込むずっと前に遡り、悪い魔女、善い魔女の過去をふたりの視点から描くエンターテイメント超大作。全世界で大ヒットしており、アカデミー賞では作品賞など10部門でノミネート。そしていよいよ日本では3月7日(金)に劇場公開される。
世界的なヒットになっている同作について、チュウ監督は「全く正反対の2人が、違いを乗り越えて友情を結ぶことができる。これは世界中の人が欲していることだと思う。本当に美しい物語だし、こういう出会いが可能なんだということを、歌と踊りで見せてくれる」と魅力を語った。
また、後の“悪い魔女”となるエルファバを演じたシンシアは「非常に大作だが、この作品を作りながらファミリーを形成できたことが素敵だった。この作品のテーマの中には、愛、シスターフッド、成長といった色々なものが含まれていて、演じることができて光栄だった」、後の“善い魔女”となるグリンダを演じたアリアナは「素晴らしい人間性や人生の複雑さを表し、自分自身であり続けることに恐れを抱かなくてもいいよ、ということをこの作品はたくさん語ってくれている。また、ここにいる2人(監督、シンシア)と作品に出られたことは、私の人生にとってとても光栄な出来事だった」とそれぞれ作品への思い入れを語った。
当日は、日本語吹替版の声優を務めた高畑充希、清水美依紗、kemio、ゆりやんレトリィバァも登場し、来日ゲストに花束を贈呈。高畑は4年前に日本で行われたシンシアのミュージカルコンサートを鑑賞するほどのファン、清水もアリアナの大ファンということもあり、舞台上は和気あいあいとしたムードに包まれ華やかなイベントとなった。