TOHO NEXT配給『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(2月21日公開)の完成報告会&インタラクティブ映画体験試写会が11日、TOHOシネマズ日比谷スクリーン1で行われた。
ヒプノシスマイクは、17年9月に始動した音楽原作キャラクターラッププロジェクト。原作は、キングレコード内のレーベル「EVIL LINE RECORDS」。18人のメインキャラクターがイケブクロ/ヨコハマ/シブヤ/シンジュク/オオサカ/ナゴヤの6つのディビジョンに分かれてラップで対決するストーリーをアニメ、漫画、ライブ、舞台、ゲームなど様々なメディアで展開している。今回映画では、1st、2ndを経て、ファイナルディビジョンラップバトルが描かれる。
今作は、劇場映画では日本初となる観客参加型インタラクティブ映画。映画館内の観客によるリアルタイム投票により劇中のラップバトルの勝敗が決まるシステムで、48パターンの分岐と7つのエンディングが用意されている。
システムは、Kino Industriesが運用するインタラクティブ映画システム「CtrlMovie」を採用している。観客は事前に「CtrlMovie」のアプリ(ⅰOS/アンドロイド対応)を自身のスマートフォンにインストールし、劇場のスクリーンに映し出されるQRコードを読み取って、アプリもスマホの画面も閉じずにそのまま待つ。本編開始後、画面は自然と暗くなる。投票のタイミングになると画面が明るくなり、投票画面に切り替わる。投票時間内(10秒)に自分が投票したいディビジョンを選ぶ。投票が終わるとリアルタイムで集計され、結果に応じたストーリーが展開される。
この日はキャストの木村昴、白井悠介、葉山翔太、小林ゆう、たかはし智秋、山本希望、辻󠄀本貴則監督、中岡亮プロデューサーが登壇し、集まった報道陣や関係者と一緒に投票システムを体験。イケブクロディビジョンのラップチーム「Buster Bros!!!」のリーダー、山田一郎を演じる木村は、自身もこれまでのバトルで悔しい思いをしてきたことを明かし「今回は48通りのルートがある。ということは、皆さんが見たい推しの優勝している姿や、皆さんが思い描くエンディングを見られる」と投票システムの楽しみ方を紹介。さらに、一部の劇場を除いて声出しが可能だとし「ライブだと思って劇場に足を運んで、みんなで一緒に盛り上がって楽しんでもらえれば。これは映画であり、ライブです」と熱く語った。