演歌歌手・松前ひろ子、三山ひろしが22日、東京・東京プリンスホテルで“いい夫婦の日”を記念した毎年恒例のディナーショーを開催。松前が「漁り火情歌」「波止場で汽笛が鳴く夜は」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、三山が「恋…情念」(日本クラウン)と、それぞれの最新曲含む全17曲を披露し、集まった満員のファンを魅了した。
1969年9月1日に「さいはての夜」でデビューし、今年55周年を迎えた松前。本番前の会見では、先日都内で行われたクラウン主催のコンサート「令和・歌の祭典2024」で、従兄であり師匠でもある北島三郎から「ひろ子はまだまだ声が出るから、辞めずに歌を頑張って」と励まされたエピソードを明かし、「歌手として認めて頂けた気がして、その一言がとても嬉しかった。感謝の気持ちを忘れず、あともう少しだけ歌わせて頂きたい」と56年目に向けて意欲を燃やした。
弟子で娘婿の三山は10年連続10回目となるNHK紅白歌合戦への出場が決定。曲目や演出は未定だが、「(師として)最高の衣装を用意します」と最大限のバックアップを約束した。
この日のイベントには松前が代表を務めるミイガンプロダクションから今年4月にシングル「道南恋しや」(キングレコード)でメジャーデビューした若手演歌歌手・小山雄大も参加。レコード大賞新人賞を受賞したことでも注目を集めているが、来たる年末のステージに向けて「この一年の感謝を込めて歌いたい」とコメント。松前も「三山君のエキスも取り入れつつ、大きく成長してくれれば」と愛弟子の活躍ぶりに目を細めていた。