演歌歌手の北川裕二が17日、東京・浅草ビューホテルでデビュー40周年記念ディナーショーを開催した。
この日は、今年6月に北海道・札幌からスタートしたデビュー40周年記念ディナーショー5都市ツアーのファイナル。北川は1984年発売のデビュー曲「雨の停車場」、今年5月に発売した40周年記念曲「なみだぐせ」など自身のオリジナル曲やカバー曲を熱唱。師匠で作曲家/JASRAC会長の弦哲也氏も駆け付け、弦氏が作曲した石原裕次郎「北の旅人」を2人で披露するなどファンを魅了した。
北川は1983年に日本テレビ「新・スター誕生」の6代目グランドチャンピオンに輝いたことをきっかけに弦氏の2番弟子としてデビュー。40年を振り返り「過ぎてしまえばあっという間ですが、振り返れば(弦)先生をはじめ芸能、音楽関係の皆さま、デビューがキングレコードということでキングレコードのスタッフ、そしてファンの皆さまの支えがあっての40年だと思っています」と感謝の気持ちを述べ「恩返しのつもりでやっていますが、なかなか各駅停車で来ていますから、ちょっと急いで行きたいなと思っています。まだ通過点。これからも一生懸命頑張ります」と抱負を語った。
弦氏は「これが北川裕二という代表曲がまだ作れてないし、裕二も体験していない。この40周年を機に今まで見せていない北川裕二の表情であったり、歌声であったり、舞台の演出であったり、何か変わったなというところを、自分なりに裕二を分析しながら自分自身も頑張ってこれぞという代表曲を作りたい。一緒に頑張ろう」と話し、北川と固い握手を交わした。