＃ミニシアターへ行こう第2弾、静岡シネ・ギャラリー

　全興連とモーションギャラリーによるミニシアターを対象とした支援プロジェクト「＃ミニシアターへ行こう」のクラウドファンディング第２弾が、静岡県静岡市唯一のミニシアター「サールナートホール／静岡シネ・ギャラリー」によって17日から始まった。

　サールナートホール／静岡シネ・ギャラリーのＣＦでは、２０２５年１月９日（木）までに１千万円を募っている。自己資金は５００万円。集まった支援金は、新規映写システム導入経費（バルコ社製）１２２５万円などにあてる。

　同館は、２０１３年に３スクリーンに３台のデジタル映写機を導入したが、10年が経過して保障期限が切れ、上映トラブルの発生頻度や深刻度も高くなっており、「次にトラブルがあったらもう直らないかもしれない」という状況が続いてきた。今後も安定して映画を届けるために、映写機を新しいモデルに更新していく必要がある。２０２３年末に、３つのスクリーンの１つ「ギャラリー１」は映写機を新モデルに更新し、映像も鮮やかになったが、高価なためその１台が限界だった。今回立ち上げたＣＦでは、同館の最大スクリーン「１Ｆホール」に新しい映写機を導入することを目指す。

　なお、第１弾、新潟県「高田世界館」のＣＦは、目標金額８５０万円を突破し、17日15時現在で６５２人から９３３万円の支援が集まっている。31日まで実施。11月には、青森県「シネマディクト」による第３弾を実施する。