2025年1月に東京、2月に京都で上演されるミュージカル「プラハの橋」の記者発表会見が18日、東京・広尾のチェコ共和国大使館レセプションホールで行われキャストの竹島宏、庄野真代、宍戸開らが出席し、作品への思いなどを語った。
今作「プラハの橋」は、2023年12月発表の「第65回日本レコード大賞」で企画賞を受賞した竹島のヨーロッパ三部作「プラハの橋」(21年8月25日発売)、「一枚の切符」(22年6月15日発売)、「サンタマリアの鐘」(23年3月15日発売、いずれもテイチクエンタテインメント)をモチーフにしたミュージカル。フランス、チェコ、イタリアを中心としたヨーロッパを舞台にジャーナリストのアンディ(竹島)、アンディの雇い主で新聞社の編集長マルク(宍戸)、マルクの妻ローズ(庄野)の大人の恋が描かれ、物語の中で花と花言葉が大きな役割を果たす。
主人公のアンディを演じる竹島は会見で「自分がミュージカルのステージに立つことは今まで生きてきた中で一度も想像したことがなかった。このお話をうかがった時、実現するのだろうかと思ったのが率直な気持ちでした」と話し「でも今回、大先輩のお二人の胸をお借りしながら、いま自分にできることを一生懸命に体当たりでぶつかっていったら、表現者として新しい何かを自分の中で生み出すことができるんじゃないかという期待で胸いっぱいです」と現在の心境を語った。
会見にはキャストの他に作曲・編曲の宮川彬良、脚本・演出の田尾下哲、作詞の安田佑子、音楽監督・ピアノ演奏の宮川知子、そしてマルチン・クルチャル駐日チェコ共和国特命全権大使が出席。大使は「(チェコの首都プラハを流れるモルダウ川に架かる)カレル橋がミュージカルにおいて重要で興味深いシーンの一部になっていると聞いてとても嬉しく思います。カレル橋が人と人だけでなく日本とチェコを繋ぐ助けになることを願っています。このミュージカルをきっかけに日本のたくさんの人がチェコに興味を持っていただくことも願っています」と挨拶した。
会見ではピアノ宮川彬良、ヴァイオリン森由利子の生演奏で劇中曲「花のラブレター」も披露された。
上演は、25年1月7日(火)から同13日(月・祝)まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA。2月10日(月)・11日(火・祝)の2日間、京都市の京都劇場。