ＴＥ、東京力車「涙ひとしずく」発売イベントに純烈・酒井サプライズ登場

左から東京力車の白上一成、純烈の酒井一圭、東京力車の石橋拓也、田井裕一

　東京・浅草で人力車を引っ張る現役俥夫３人組ユニット、東京力車がニューシングル「涙ひとしずく」（テイチクエンタテインメント）発売日前日の20日、東京・浅草ＲＯＸ内にある健康ランド「まつり湯」で新曲発売記念イベントを開催。タイプＡのカップリング曲でパフォーマンスに刀を取り入れた「命の華」、タイプＢのカップリング曲でメンバーたちにとって第二の故郷とも言える浅草への感謝の気持ちを込めた「浅草ララバイ」、そして歌謡界の先輩グループ「純烈」のリーダー、酒井一圭が作詞を手がけた表題曲「涙ひとしずく」の全３曲を披露し、集まったファンを魅了した。

　２曲目が終わり、ラストの曲「涙ひとしずく」のイントロを待っていると突然、純烈の楽曲「夢みた果実」が流れ、作詞を手がけた酒井がサプライズで登場。ファンと握手をしながら会場を歩き回った後、東京力車とトークを繰り広げ、イベントを大いに盛り上げた。

　酒井は自身が作詞した「涙ひとしずく」について「純烈も６人組で頑張っていたときは『笑顔の輪を広げよう』みたいなことを言っていた。ひとり一人ダンスもハーモニーも合わせようとしていた時代があった。だけど言うこと聞かないやつばかりだったので、自由にせえと。謝る係をリーダーの自分がやろうという方向に切り替えたタイミングがあった。この歌は（東京力車が）本当のことを等身大で歌えるような曲。殻を破るきっかけになれば」と紹介。「だから２度と嘘くさいＭＣはやめてください。笑顔の輪を広げようなんて思ってへんやろ」と東京力車にツッコミを入れ会場を沸かせた。

　現在４人組の純烈はメンバーの岩永洋昭が２０２５年３月末をもって卒業し３人組になる。３人組としては先輩になる東京力車との今後の共演について聞かれ、酒井が「共演ＮＧです。勢いのあるお前らに手を貸したことをいま後悔している」と話すと、東京力車が酒井に提案。11月25日（月）東京・日本武道館で開催される純烈の単独ライブで、メンバー４人を浅草から武道館まで人力車で送り届ける案を持ちかけると、後輩からの熱い提案に酒井もまんざらではない様子だった。