歌手・渥美二郎が1日、都内で行われた約5年ぶりのニューシングル「千住ブルース」(7月24日発売、日本コロムビア)のリリースを記念した取材会に出席した。
「千住ブルース」は、渥美が2003年に発表したシングル「おそい春」のカップリング曲。“演歌師”として青春時代を過ごした北千住を舞台にした自伝的要素の強い楽曲で、今回当時の歌仲間である梶原あきらとのデュエットで同曲をセルフカバーすることになった。
2人は今年3月、梶原の地元である宮城・石巻で行われたチャリティコンサートで50年ぶりに再会。その際、同曲の歌詞を読み直した渥美が「彼のストーリーそのままだった」と運命めいたものを感じたことから、再リリースに至った。
渥美は8月15日に72歳の誕生日を迎えるが「目標ができるとエネルギーが湧いてくる」と、まだまだ精力的。「この曲を演歌好きな人が自分のレパートリーにして歌ってくれるようになるまで、頑張ってみたいなと思っています」と意気込んだ。