シンガーソングライター、さだまさしが、GSK「60歳からのRSウイルス感染症予防啓発プロジェクト~あなたと大切な人を想うきっかけに~」のアンバサダーに就任した。14日、東京・大手町サンケイプラザでアンバサダー就任発表会が開かれ、さだが出演し歌手の平原綾香がナレーションを担当する同プロジェクトの新CMがお披露目された。CMのために新曲「Believe」を書き下ろしたさだは、発表会でギタリストの田代耕一郎と共に同曲を初披露。「大切な人の心や体の健康を想うきっかけになってくれたら」と同曲へ込めた想いを語った。
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症。通常、健康な成人はRSウイルスに感染しても軽症で自然軽快するが、高齢者や喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、心疾患など慢性の基礎疾患がある人、免疫機能が低下している人の場合、肺炎などを引き起こすことがある。
プロジェクトを展開するバイオ医薬品企業グラクソ・スミスクライン(GSK)の資料によると、年間のRSウイルス感染症による発症、入院、死亡(日本・成人・推定値)は60歳以上の成人の場合、約70万件が発症、約6万3千件が入院、約4500例が死亡するなど、RSウイルス感染症により入院、死亡に至るケースもある。
GSKが実施したRSウイルス感染症に関する調査によると、60歳以上でRSウイルス感染症のことをある程度知っていると回答した人の割合は20%で、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症と比べ認知度が低かったことから、今回の予防啓発プロジェクトを発足。近年RSウイルス感染症の流行がピークを迎える夏を前に、5月14日からスタートし、さだをアンバサダーに迎え、15日から新CMの放映を開始。今後、市民公開講座なども実施していく。