歌手、湯原昌幸が8日、東京・代官山の鳳鳴館で新曲「たそがれロマン」(3月6日発売、テイチクエンタテインメント)のリリースを記念したディナーショーを開催し、年齢を感じさせないパワフルな歌声でファンを魅了した。またゲストとして妻の荒木由美子、ラジオなどを通じて親交がある歌手でお笑いタレントのタブレット純が出演し、ディナーショーに華を添えた。
湯原にとって今年は、デビュー60周年、妻の荒木との結婚生活40周年、そして新曲発売日前日の3月5日に喜寿(77歳)を迎えるなど、記念の節目が一度に重なるめでたい年。
これまでの曲作りでは湯原自ら意見を出すことが多かったそうだが、今回の新曲「たそがれロマン」では「新しい歌謡曲を作って欲しい」ということだけ注文し、あとはディレクターに一任。「新しい世界観をつかめた喜びと、色んな意味で60年の歌の生活を凝縮してくれた感謝しかない。感動した」と、出来上がったデモテープを聴いて思わず涙したと明かした。
妻の荒木とはおしどり夫婦として知られるが、湯原は「40年もつにはお互いが多少なりとも神経を使って毎日過ごすことが、ウチでは最低限のルール。年を取った、白髪が出た、しわが出ただの口が裂けても言っちゃだめ。それがお互いの暗黙のルールですね」と語り、荒木も「そうですね。マイナスの言葉は絶対に言わないです」と話した。