徳間、水森かおり地元でメモリアルコンサート開催

水森かおり

　演歌歌手・水森かおりが25日、都内で「水森かおり　メモリアルコンサート～歌謡紀行～」を開催した。水森が毎年デビュー記念日に行っている恒例のメモリアルコンサート。例年は東京・中野サンプラザで行っていたが、同会場が７月に閉館となったことを受けて、今年は地元・北区の北とぴあ「さくらホール」で開催。最新曲「日向岬」（１月24日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ）や昨年のＮＨＫ紅白歌合戦でも披露した「九十九里浜」など全27曲を披露し、集まった満員となるファンを魅了した。

　本番前の会見では、「良い意味で緊張感みたいなものがほぼない（笑）本当に地元なので、知り合いの皆さんも『自転車で行く』とか『歩いて行く』とかアットホームな感じで、プレッシャーもなくワクワクした感じが強いです」とリラックスしたムード。最新曲「日向岬」については、「とても明るく爽快な楽曲」と話し、「コロナ禍から徐々に日常が戻りつつありますけど、まだ人が集まる所に行くのを不安に感じている人も多いと思うので、そうした人たちが歌を聴いたときに明るい気持ちになれるような曲を作曲家の弦哲也先生にお願いして今のメロディを作って頂きました。お客さんからも今までにないくらい大きな声援を頂いていて、自分自身歌っていて気持ちが良いです」と手応えを口にした。

　今年デビュー29年目、８月には節目となる50歳の誕生日を迎えた水森。ご当地ソングの女王として各都道府県の歌を歌唱してきたが、こちらも残すは福岡と徳島の２県のみ。「あっという間の達成になるのか、まだまだ時間がかかるのかわかりませんが、私自身楽しみながら全国制覇というゴールに向かって頑張っていきたい」と抱負を語った。