【FREE】テアトル『白鍵と黒鍵の間に』プレミアに池松ら登壇
2023年09月06日
東京テアトル配給『白鍵と黒鍵の間に』のプレミア上映イベントが4日、ヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、冨永昌敬監督、出演の池松壮亮、森田剛、高橋和也が登壇した。
昭和末期の夜の街・銀座を舞台に、未来に夢を見る男と、夢を見失っている男、二人のピアニストの運命が大きく狂い出す一夜を描く。池松は二人のピアニスト(一人二役)を演じ、実際にピアノを演奏している。
冨永監督は「原作者の南博さんと映画化の約束をしてから12年も経ったが、映画とは動き出すとトントン拍子で行くもの。南さんと一緒に銀座を歩いたときのワクワクを思い出す」と映画を初お披露目する喜びをにじませた。また、「ゴッドファーザー 愛のテーマ」演奏のために撮影の約半年前からピアノのレッスンを開始したという池松は「自分で弾くなんて言わなければ良かった。やります!と言って大体後悔するタイプ。半年間伸び悩んだ」と苦笑いしつつ「父親がジャズ好きで、実家ではジャズがよく流れていたので、リズムとして根源的に自分の中に流れているものだと思った」とコメント。また、「とてもいい作品が完成したという実感がある。この映画が誰かの心の隙間を埋めるような、あるいは変わりゆく時代の移ろいの間を埋めるような映画になってくれたら嬉しい」と期待を寄せた。
製作幹事はポニーキャニオン、スタイルジャム。制作プロダクションは東京テアトル、スタイルジャム。制作協力はARAKINC.。10月6日(金)からテアトル新宿ほか全国公開。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。