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WB他『アリスとテレス~』プレミアに岡田監督登壇

【FREE】WB他『アリスとテレス~』プレミアに岡田監督登壇

2023年09月06日
『アリスとテレスのまぼろし工場』プレミア試写会開催 『アリスとテレスのまぼろし工場』プレミア試写会開催

 ワーナー・ブラザース映画=MAPPA配給『アリスとテレスのまぼろし工場』の舞台挨拶付きプレミア試写会が4日に新宿ピカデリーで開催され、岡田麿里監督、声優の上田麗奈、久野美咲が登壇した。

 時が止まり、変化を禁じられた町を舞台に、止められない “恋する衝動” を武器に、未来へともがく少年少女を描く、岡田監督の完全オリジナルストーリー。同作の舞台設定について監督は「変わっていくことがいいこと、変わらないことはダメなこと、と言われて育ってきた。でも変わることに対して焦る部分やマイナスに思ってしまう気持ちもあった。時代的になんとなく閉塞感を感じる中で、変化をできないことはこういうことなのかなと思うようになった。変化って勝手にしちゃんうんだな、と思ったりしたので、そういったことを書いてみた」と “変化” に対する疑問が着想のきっかけだったことを明かした。また、 “恋する衝動” について、MCから「恋愛の作品が作りたかった?」と聞かれた監督は「作りたかった。恋愛は恋より愛が偉い、みたいな感じがあるけれど、比べられるものじゃない。恋って本当に落っこちるっていうか、恋って誰もができるものじゃないんじゃないかな。否応なく好きになっちゃう、そのよく分からないパワー、恋のトリガーというかその衝撃度って本当に “恋する衝動が世界を壊す” んじゃないかな。これまで愛情に繋がる恋愛を書いてきた。恋とはご無沙汰になった日々の中で、その激しさを書いてみた」と語った。

 作品については、上田が「感情が爆発しそうになる」、久野は「好きっていう気持ちって色んなことを飛び越えちゃうんだなって感じられて。皆さんの心にがっしりと届くものがあったらいいな」とアピール。イベントでは主題歌を書き下ろした中島みゆきから音声メッセージも寄せられた。9月15日(金)公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。