女形歌手・北岡ひろしが7月31日、東京・なかの芸術小劇場でデビュー40周年記念曲「御宿・曳き舟」(同26日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ)のリリース記念イベント「新曲のつどい中野」を開催した。
「御宿・曳き舟」は、和の世界を打ち出したステージ映えする作品。オープニングでは艶やかな紫の衣裳で登場し、「新曲発売になったばかりで、楽曲の評判も良く、皆様一緒に踊りだしてくれます。本日は “景気づけ” の会です」とあいさつ。新曲含む全10曲を披露し、集まった満員のファンを魅了した。
この日は「御宿・曳き舟」を手がけた作詞家の城岡れい、作曲家の岡千秋も登壇し、「江戸情緒のあるものが、北岡さんに似合うのではないかと思い書かせて頂きました。お陰様で北岡さんじゃなければ歌えない、素晴らしい作品となりました」(城岡)、「素敵な歌が出来ました。声が良いし、歌う表情が良い北岡君をいつも感心しています。これが北岡だ!と思って頂けるよう、彼の良い所を出せるように作曲しました。関西の『河内おとこ節』があるように、関東には『御宿・曳き舟』と言って頂けるようになると嬉しいです」(岡)と、それぞれPRした。
イベント終盤では新曲の振付指導も実施。「40周年と言いますが、いつまでも白く塗って若くいたいと思います。昭和・平成・令和と羽ばたき、40周年を頑張って参ります」と話し、最後は観客全員と一緒に踊りながら新曲を歌唱、盛況のまま締めくくった。
なお北岡は9月25日(月)に東京・成増アクトホールで「北岡ひろしコンサート 歌と舞踊の祭典」を開催予定。