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キング、秋元順子新曲発売記念インタビュー

【FREE】キング、秋元順子新曲発売記念インタビュー

2023年06月17日
秋元順子 秋元順子

 歌手の秋元順子さんがニューシングル「プラトニック」(キングレコード)を誕生日の6月21日に発売する。今作には表題曲「プラトニック」とカップリング曲「引き潮」が収録されており、共に作詞を田久保真見さん、作曲を田尾将実さん、編曲を伊戸のりおさんが手がけた。

 秋元さんは自身が歌う作品を「Mature Music(マチュア・ミュージック)」と呼ぶ。マチュアとは、英語で “成熟した” “円熟した” という意味。成熟・円熟というと、単に年をとったと捉えられがちだが、アメリカではアクティブシニア=マチュア、つまり “自立して輝いて生きている人” を意味する。そうした成熟した大人世代=マチュア世代が好む音楽をマチュア・ミュージックと呼ぶ。秋元さんは「歌が歌えなくなるまで私はマチュア・ミュージックを歌っていきたい」と話す。

 そして今回の新曲「プラトニック」「引き潮」も、まさにマチュア世代にぴったりの楽曲だと秋元さんは言う。

 「プラトニック」には、女性から男性へ「いままでは情熱的で愛を語り合うようなお付き合いをしてきたけれど、これからは友人として、共に時間を過ごしていきたい」という思いが綴られており、この曲を聴いた同世代の女性の方たちには「こういう思いって経験があるわ」と共感してもらえるのではないかと、秋元さんは話す。

 一方「引き潮」には、愛した女性の前から去る男性の切ない心情が描かれている。歌詞には、男性が女性とめぐり逢えたことを大切に思う気持ちや、女性の幸せを願う気持ちが書かれていて、秋元さんは「こんな素敵な言葉を言ってくれるなら、これから幸せになれる、大丈夫」と思えるような作品になっていると言う。

 今作は、5月に亡くなった音楽評論家で音楽プロデューサーの小西良太郎さんが最後にプロデュースした作品となった。「小西さんとの出会いがあって、いま私は歌うことができています。私は年を重ねてからのデビューでしたので、悩みがないように見えるかもしれませんが、そんなことはないんですよ。そんな時に小西さんは、すごくお力を下さり、励ましを下さりました」。小西さんは、独特の声を持つ秋元さんを「歌の神様に選ばれた一人」と評していた。そんな小西さんへの感謝の気持ちを胸に、秋元さんは「この曲を大ヒットさせるべく、これから沢山の方に聞いて頂きたいですし、私自身も元気に歌っていきたい」と話している。

 秋元さんは誕生日前日の6月20日(火)東京・江東区のティアラこうとう・大ホールで恒例のバースデーコンサートを開催する。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。