演歌歌手、三丘翔太が14日、東京・品川のJスクエアで最新曲「発車のベルが長すぎる」(2022年10月19日発売、テイチクエンタテインメント)のカラオケ大会を開催した。
同大会は、三丘の師匠で、「発車のベルが長すぎる」を作曲した水森英夫氏プレゼンツのもと、参加資格80歳以上という条件で開催された。
「発車のベルが長すぎる」について、水森氏のもとに87歳のカラオケの先生から「80代以上の生徒さんがみんな泣いている」という連絡があったことや、大阪で行われたカラオケ大会でいつも音もリズムも外してしまう90代の参加者がうまく歌えたことなどから、水森氏が「この曲は80歳以上の人がうまく歌える歌だ」と確信し、開催に至った。
この日は、審査を通過した13名が参加し、柴﨑誠一さん(80歳)が優勝した。
今回、自身の歌で開催する初のカラオケ大会となった三丘は「参加資格が80歳以上ということで、本当に集まってくれるのかハラハラ、ドキドキでしたが、日本のカラオケファンの皆さんはお元気で、長く歌を楽しんで、愛していらっしゃるということを、今日あらためて感じました。たくさん歌を聞かせていただき、僕もまた歌を磨いていかなければと思いました」と感想を語った。
水森氏は、参加者の歌唱について「いまの時代にはない味付けが勉強になりました」と述べ、今回のカラオケ大会は「今後の演歌・歌謡曲を左右するような集まりだったのかもしれないと、ふと思いました。ぜひこれからの新人歌手に学んでもらいたい。時代背景が違うので同じような味付けはできないかもしれないけれど、『こうやって歌うんだ』『こういう風にすればいいんだ』っていうことを垣間見るだけでも、相当変わってくる」と振り返っていた。