ネトフリ、アジア初のポップアップイベを原宿で

　ネットフリックスは、東京・原宿のキュープラザ原宿で、体験型ポップアップイベント「Only On Netflix」を５月20日（土）から６月11日（日）まで開催する。アジア初であり、力の入ったイベントとなる。ファンからの注目度も高く、予約（無料）が必要な体験エリアは、オープン前日の19日時点ですでに８割ほどが埋まっているという。

　今回のイベントは、キュープラザ原宿の２フロア（１、２階）を活用し、ネットフリックスのオリジナルシリーズ「Ｆｉｒｓｔ Ｌｏｖｅ 初恋」、「ブリジャートン家」、「エミリー、パリへ行く」、「ウェンズデー」、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」、「今際の国のアリス」の６作品の世界観を再現した。「Ｆｉｒｓｔ Ｌｏｖｅ 初恋」のコーナーでは、劇中同様に雪の積もったタクシーが設置され、参加者は車内に設けられたカメラで写真撮影ができる。撮ったデータを手軽に印刷し、自身のスマホにデータを送ることも可能だ。また「今際の国のアリス」コーナーでは、参加者が劇中と同じサバイバルゲームに挑戦して楽しむことができる。それぞれのコーナーに劇中をイメージしたフォトスポットが設けられ、ファンにとってはたまらないイベントとなる。

　予約なしでも入れるスペースも充実しており、１階には「イカゲーム」でおなじみの巨大なヨンヒ像を設置。２階の展示スペースは週替わりで展示が更新され、第１週はハリウッド実写版「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ」の撮影で使用された海賊旗、麦わら帽の展示とともに、メイキング映像などが放映されている。さらに、「ストレンジャー・シングス」に登場する店舗のピザやアイスクリームが実際に販売されるほか、「Ｆｉｒｓｔ Ｌｏｖｅ 初恋」にインスパイアされたコーヒーの販売コーナーも登場。「ストレンジャー・シングス」をはじめ、様々な作品のグッズも多数用意されている。

　19日にはマスコミ向けの内覧会が行われ、同社コンテンツ部門バイス・プレジデントの坂本和隆氏が登壇。今回のイベントについて「日本でのサービス開始から８年。たくさんのファンの方にネットフリックスを楽しんで頂いているという下地があり、多岐にわたる作品を提供させて頂く中で、サービスの中だけにとどまらず、世界観を外に出して、肌で体感して頂きたい」と狙いを語り、前記の６作品を体験エリアの対象に選んだ理由は「ファンがとても多く、複数シリーズをまたいでいる作品もあるので、ファンの広さ、深さがポイントだった」と説明。特にお気に入りのコーナーとして「『今際の国のアリス』のゲームは、よく選んだなと思う。楽しんで頂けたら」とプッシュした。