演歌歌手の北野まち子が、新曲「夫婦(めおと)風ごよみ」(キングレコード)を2月15日に発売した。2022年2月発売の前作「高瀬川慕情」以来、約1年ぶりの新曲となる今作は、作詞を石原信一、作曲を徳久広司、編曲を南郷達也が担当。様々な苦労を乗り越えてきた夫婦の温かい絆をテーマにした夫婦演歌で、決して楽しいことばかりではない、今という難しい時代に、聴く人の心を優しく包みこむような楽曲に仕上がっている。
――最初にこの曲を聴いた時、どのような印象を受けましたか。
今回メジャーとマイナーの2パターンを聴かせて頂き、私の中では夫婦で頑張ってきた力強さというのが、マイナーな方に合っているなと思い、そちらを選ばせて頂きました。「苦労七坂」という歌詞のインパクトが強く、苦労を乗り越えてきた夫婦の力強さ、絆の強さが、この言葉に入っているようなイメージを受けました。
――この曲を歌う時にイメージしていることや、ここを伝えよう、気を付けようとしていることはありますか。
大変なことや色んなこともありながら、自分たちを育ててくれた父と母の姿を思い浮かべています。また、自分の周りにも応援して下さるご夫婦がいますので、そういった方々のことを思い浮かべながら歌わせて頂いています。ファンクラブに夫婦会員というのがありまして、ご夫婦で一緒に応援に来てくださるので、なかなか良いなあって思っています。
――昨今いいニュースばかりではなく、悪いニュースも目立つ中、この曲を聴いた時に、とても安心できて、人を信頼する温かさを感じました。
何も言わなくても自分の気持ちを分かってくれる、何も言わなくても相手の気持ちがわかる、信頼し合える。支え合える人がいるというのは、すごく温かいなって思います。力になってくれる人、支えてくれる人がそばにいると、悪いこともできないですから。
――どういった方々に聴いて頂きたいですか。
この曲は夫婦をテーマにしていますが、友達同士だったり、仕事のパートナーだったり、人を信頼し、力合わせて頑張っている人たちへの応援歌的なところもありますので、そういった方々にも聴いて頂けたら嬉しいですね。