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ADK MS、テレビ画面の使われ方調査結果発表

【FREE】ADK MS、テレビ画面の使われ方調査結果発表

2023年02月15日
 ADKマーケティング・ソリューションズは13日、ADK生活者総合調査2022から「テレビ画面の使われ方」に関するレポートを発表した。

 それによると、ユーチューブ利用がBS・CS・CATV放送の視聴を上回り、地上波テレビ放送をほとんど視聴しない層でも、テレビ画面でのユーチューブ利用率は30%を超えることが分かった。

 この調査は関東と関西を対象にインターネットで実施。年齢は15~79歳で、サンプル数は1万6196人。調査期間は2022年5月17日~6月6日。主なポイントは次の通り。

■テレビのネット接続率は45・5%、ネット配信のみ視聴も約5%

 家庭のテレビやテレビ接続機器にインターネットをつないでいるか聞いたところ、45・5%が接続していると回答した。

 また、テレビ画面上で週1日以上視聴・利用しているサービスについて聞いたところ、「放送のみ」が47・7%、「放送・インターネット配信両方」が40・1%、「インターネット配信のみ」が5・4%、「週1日以上の視聴・利用なし」は6・6%だった。34歳以下に限ると、「インターネット配信のみ」が約10%おり、「週1日以上の視聴・利用なし」も約10%と、若年層のテレビ離れが窺える結果となった。

■テレビ画面で見る1位は地上波、2位ユーチューブ

 テレビ画面で週1回以上利用しているサービスを聞いたところ、「地上波テレビ放送(リアルタイム視聴・録画再生)」が87・2%と最も高かった。ランキングは次の通り。①「地上波テレビ放送」(87・2%)、②「ユーチューブ」(34・5%)、③「BS・CS・CATV放送」(33・0%)、④「プライム・ビデオ」(15・4%)、⑤「Tver」(10・3%)、⑥「ネットフリックス」(6・6%)、⑦「ゲーム」(6・3%)、⑧「音楽配信サービス」(3・4%)、⑨「ABEMA」(3・0%)、⑩「DVD・ブルーレイの視聴」(2・8%)、⑪「GYAO!」(2・3%)、⑫「Hulu」(2・2%)、⑬「その他のウェブサイトの利用」(1・9%)、⑭「ニコニコ動画」(1・7%)。

 なお、年代別では、各年代とも「地上波テレビ放送」が70~80%台でダントツ。2位は分かれ、15~19歳、20~34歳、35~49歳は「ユーチューブ」、50~64歳、65~79歳は「BS・CS・CATV放送」だった。

■地上波ほぼ視聴しない層もテレビでユーチューブ視聴は30%超

 1日あたりの地上波テレビ放送(リアルタイム視聴)の視聴時間は、最も多い回答が「2~4時間」(24・2%)で、続いて「1~2時間」(24・1%)となった。一方、「30分未満」(6・8%)、「週1日以上視聴なし」(15・1%)も一定の割合を占めている。前記の通り、テレビ画面でのユーチューブ利用者は34・5%いるが、「30分未満」「週1日以上視聴なし」の層もそれぞれユーチューブは36・0%、33・7%利用しているという結果となった。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。