歌手のパク・ジュニョンが、ニューシングル「渇いた街」(キングレコード)を1月11日に発売した。
表題曲「渇いた街」(作詞:伊藤美和、作曲:徳久広司、編曲:杉山ユカリ)は、昨年3月にリリースした前作「銀閣寺」同様、男の未練をテーマにした、ノリのいいアップテンポな楽曲。これまで女性の気持ちを歌う曲が多かったが、40歳を迎え、前作からガラリとイメージチェンジ。2作連続で大人っぽさ、男らしさを表現した作品を歌う。
「歌詞の内容は切ないですが、ロック調で歌いやすく、みなさんにも楽しく歌ってもらえる楽曲です」
カップリングの「終わりに出来ない」(Aタイプ収録)、「あやまりたいのさ」(Bタイプ収録)の2曲も「渇いた街」と同じく男の未練がテーマ。
「自分の経験に近い歌詞なので、自分に置き換え、より感情を込めて歌うことができています。歌い方としては、優しい歌声ではなく、ちょっと男っぽさを出すような歌い方で、語尾を短く切ってリズムを出すのがポイントです」
1月に新曲をリリースするのは、今回が初めて。
「1月からスタートして、1年かけてこの曲を頑張るぞ!という気持ちです。ファンの皆さんが『紅白』に出ている姿を観たいと仰ってくださるので、僕の夢でもありますが、ファンの皆さんの夢を叶えて、喜んでもらいたいです」
韓国でK‐POPグループのメンバーとして活動した後、2012年に日本でソロデビュー。昨年、10周年を迎えた。
「一言でいうと、成長の10年。振り返ってみると、未熟で、不勉強で、右も左もわからない状態から、たくさんの方の力と応援で少しずつ形になってきました。本当にみなさんへの感謝の気持ちでいっぱいです」
日本でデビューしてから“日本と韓国の架け橋になりたい”という夢がある。
「いまK‐POPが流行っていて、韓国のアーティストが日本にたくさん来ていますが、反対に、韓国へ行って日本の演歌や歌謡曲を韓国の皆さんに聴いてもらえるような活動をしていきたいと思っています」