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28日配信「ガンニバル」に海外メディアも好反応

【FREE】28日配信「ガンニバル」に海外メディアも好反応

2022年12月07日
「ガンニバル」片山監督(右)と柳楽優弥 「ガンニバル」片山監督(右)と柳楽優弥

(別頁【ディズニープラス、日本作品も多数新作情報発表】記事からつづく)

 日本作品の目玉として位置づけられたのが、12月28日から配信開始される衝撃の“村八分”サスペンス「ガンニバル」だ。『岬の兄妹』、『さがす』の片山慎三監督がメガホンをとり、柳楽優弥、吉岡里帆が出演する。

 イベント2日目には同作の記者会見が行われ、片山監督と柳楽が登壇。監督は、ディズニーで作品を撮ることについて「(日本のほかの)TVドラマや映画と比べ、クオリティを優先させるために時間とお金をかけられる」と実感したことを語り、柳楽も「日本国内だけに向けた作品づくりではないと感じた」と、世界に向けた大きなバジェットで制作されている点を強調。片山監督はさらに「これまで日本(の実写)作品は国内向けが大多数だったが、いま国内ではアニメが見られており、実写は興行的に難しい。いかにほかの国の皆さんに見てもらうかが大事になっている。世界に受ける作品を作らなきゃいけない」と使命感を口にした。

 作品については、これまでもスリラーを手掛けてきた片山監督が「今回は村がメイン。閉鎖された空間で隔絶されており、助けを呼びたくても時間がかかる。そこが(自身が手掛けてきた)ほかのスリラーとは違うと思う」と語り、理想的な村を求めてロケ地には特にこだわったことを熱弁。「長野の『アラスカの森』や、島の全景を撮るために三重の木津呂地区を撮影したり、茨城県に行ったり…。小さい村が舞台なのに、1日で200~300km移動した」と苦労した点を語った。

 たびたび「海外に通用する作品を」と口にしてきた片山監督。今作の海外のディズニープラスユーザーに向けた注目点として、「日本の田舎は、皆が顔見知りで、誰が誰と歩いていたとかがこと細かに知られている。自然と監視し合うのが当たり前になっており、そこを世界(の人)に面白く感じてもらえれば」と見どころを説明した。なお、初日のラインナップ発表会には、片山監督と柳楽に加え吉岡里帆が登壇し、「大切なものを守るために、どこまで(一線を)越えていいのかが描かれる。常識を覆す作品」とアピールした。

 海外、特に東南アジアのマスコミは予告編への反応が顕著で、日本の作品の中でも、衝撃的なシーンが続く「ガンニバル」には客席から好反応と大きな拍手が贈られた。記者会見の場では、日本だけでなく、韓国やフィリピン、現地シンガポールのメディアからも次々と質問が挙がり、司会者が締め切ったあとにもCNNが「どうしても聞きたい」と手を挙げるなど、各国から確実に注目を集めていた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。