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原田悠里、新曲「淡月」発売記念インタビュー

【FREE】原田悠里、新曲「淡月」発売記念インタビュー

2022年11月30日
原田悠里 原田悠里

 今年デビュー40周年を迎えた演歌歌手、原田悠里がニューシングル「淡月(あわづき)」(キングレコード)を11月30日に発売した。

 今作は、日本作詩家協会のコンテスト「第55回日本作詩大賞 新人賞」で応募総数1745通の中から厳選された「淡月」「嘘つきキツツキ」の2作品を音源化して収録したシングル。

 「淡月」(作詞:永田悦雄、作曲:徳久広司、編曲:猪股義周)は、朝に消えゆく月を男女の別れになぞらえた、切なくも格調高い正統派抒情演歌。

 「40周年の作品の一つとして女の情念をテーマにした楽曲を歌ってみたいと、スタッフの皆さんとも意見が一致して、そんな観点から選ばせていただきました」

 ミュージックビデオ(MV)には非現実、非日常的な要素を盛り込んだ。

 「監督さんとの打ち合わせで、非日常的な世界を描いて欲しいとお話ししました。20代や30代の方が歌うのであれば “現実” の中で揺れ動く情念の世界であってもいいと思いますが、いまの私にすれば “非日常” の世界で起きることなんですね。そのことに私は挑戦してみたい。『原田悠里が別世界で演じている』という作品に仕上げたいと思い、歌詞から連想すると突飛なことに思われるかもしれませんが、MVでは『宇宙』をイメージしていただきました」

 この曲を聴いて同年代の人にも女の情念を呼び起こしてもらえればと話す。

 「そういう想いというのは、人間として大事な部分で、活力源だと思いますので、素敵なものに感動したり、素敵な人に憧れたり、そういう気持ちを忘れないで、自分の人生を大事に生きていきたい。大きな意味ではそういったメッセージも込められています」

 もう1曲の「嘘つきキツツキ」(作詞:吉津佳風、作曲・編曲:森脇哲)は、好きな男性に甘える女性のいじらしさを少しコミカルに描いたポップな作品。

 「こちらに関しては、スタッフの皆さんが推してくれました。可愛らしくて大好きです。私がコンサートで短いドレスを着たりすることもあるのですが『悠里さん、あの格好、ミニスカートで歌ってください』と、作曲家の方がイメージしてメロディを作って下さいました」

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。