徳間、水森かおり恒例コンサートで紅白に意欲

中野サンプラザでコンサートを行った水森かおり

　演歌歌手・水森かおりが25日、東京・中野サンプラザホールで「水森かおり　メモリアルコンサート～歌謡紀行～」を開催した。

　水森が毎年デビュー記念日に行っている恒例のメモリアルコンサートで、最新曲「九十九里浜」（２月15日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ）など全27曲を歌唱。また、昨年の「第72回ＮＨＫ紅白歌合戦」で雪が舞う京都・清水寺から披露し話題を呼んだ山口百恵の名曲「いい日旅立ち」を、当日と同じ純白ドレス姿で披露。「清水寺で歌わせていただいた大みそかの寒さと緊張感、胸いっぱいの感動、スタッフの皆さんと寒い中、頑張った思い出がよみがえってきました」と振り返った。

　会場となった中野サンプラザホールは来年７月での取り壊し、建て替えが決定しているため、今回が現ホールでのラストメモリアルコンサート。「この中野サンプラザでのメモリアルコンサートが一番、回数が多いので、涙と笑顔に包まれた思い出いっぱいのステージです」と心境を語った。

　来年には50歳という節目の年齢を迎えるが「楽しみですね。等身大の歌が歌える年代になってきて、歌っていてとても楽しく感じます。自分のまわりにも生き生きとされている50代の方がいるので、そんな50代になりたい」と笑顔。また、年末の紅白についても「もし出させていただけるとしたら連続20回目の出場になりますが、今年もその舞台を目標にここまで頑張ってきたので、皆さんに恩返しができるよういい結果を出したい」と意欲を見せていた。