演歌歌手・細川たかしが6日、大阪・天王寺区の新歌舞伎座で、細川一門の歌手・美貴じゅん子、彩青、田中あいみ、友情出演の林よしことともに「細川まつり」と銘打ったコンサートを開催した。
今回のコンサートは、細川が“大阪のファンにエールを送りたい、元気づけて活気を取り戻したい”と企画して行われたもの。ヒット曲「北酒場」からスタートし、一門全員で27曲を披露した。
細川は「昭和50年に“わたしバカよね~”でデビューして47年、気が付いたら恐ろしいことに、先月72歳を迎えてしまいました。北海道の真狩村という小さな村から出てきて、何のとりえもない私がこの喉一本でうまくいったなと(笑)。ファンの皆様のお陰です、本当にうれしいじゃないですか」と感慨深く語った。また、「演歌界も高齢化社会を迎えています。でも先輩歌手もまだみんな辞めずに頑張っている方がたくさんいる。私も10年後、歌のイントロが鳴って今みたいにステージのセンターまで元気に歩いてこれるようになっていないといけない」と話し、「皆さんも健康に気をつけて足腰を鍛えないと、好きな歌も歌えなくなるから、お互いに頑張りましょう」とファンを気遣った。なお細川は7月20日に新曲「能登の女(ひと)」(日本コロムビア)をリリース予定となっている。