演歌歌手・工藤あやのが17日、東京・中央区の日本橋三井ホールで「9→10 あやのコンサート in TOKYO~おかげさまで来年十周年~」と題したコンサートを開催した。
来年のデビュー10周年に向けて展開される「910(KUDO)プロジェクト」の一環として企画・開催されたツアーの初日公演で、最新曲「白糸恋情話」(1月26日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ)など全18曲を披露。着物やドレスなど計6着の早替えにも挑戦するチャレンジングなステージで集まった300人のファンを魅了した。
本番前に取材に応じた工藤は、「9と10という数字は『クー、ドー』なので、何か出来ないかということで10周年に向けてコンサートをスタートさせることにしました。来年が10周年で、まだ1年先ですが、10周年を迎えるときには『紅白』にも出たい。みんなと一緒に新しい世界を見たい。そういう思いからみんなで一生懸命頑張っていこうという気持ちで今回のコンサートをさせていただくことになりました」とイベント趣旨を説明。
新曲「白糸恋情話」は、小説家・泉鏡花が1894年に発表した小説「義血侠血」を題材とした本格演歌で、「ずっとテンポの早い歌を歌ってきましたが、この『白糸恋情話』から歌の力が試される楽曲をいただいたので、これからは自分の声を皆さんに味わっていただけるようなスケールの大きな歌を歌っていきたい」と意気込んでいた。
今後、8月10日(水)に大阪・豊中市のアクア文化ホール、9月11日(日)に地元・山形(会場・詳細は後日発表)でライブを行う予定となっている。