Web3にどう乗るべきか、アカツキ熊谷氏に聞く
2022年06月10日
アカツキは先ごろ、25億円規模のWeb3領域特化ファンド「Emoote(エムート)」を設立したと発表した。すでに昨年9月から運用を開始しており、今年の1~3月期に33億円の売上を記録した人気NFTゲーム「STEPN(ステップン)」など、20以上のプロジェクトに投資している。
Web3とは、ブロックチェーン技術を下地にしており、「NFT(ノン・ファンジブル・トークン)」(唯一無二であることが保証されているデジタル資産)をはじめとする経済圏(トークンエコノミー)がもたらす進化したデジタル世界を指す。まだ市民権を得た世界観ではないものの、「メタバース」(仮想空間)と合わさることで、大きなうねりとなり、人々の日常生活に変化をもたらす可能性が高いと見込まれている。
そして、このWeb3の時代で重要な役割を果たすと期待されるのが、IPやコンテンツ、エンタメの存在だ。アカツキのファンド「エムート」の運用を担うシンガポール子会社「Emoote Pte.Ltd.」(エムート社)の代表取締役社長を務める熊谷祐二氏に見解を聞いた。……