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HPS『PLAN 75』早川監督らが記者会見

【FREE】HPS『PLAN 75』早川監督らが記者会見

2022年06月09日
 カンヌ国際映画祭でカメラドール特別表彰を授与された映画『PLAN 75』(ハピネットファントム・スタジオ配給)の記者会見が7日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で行われ、早川千絵監督、水野詠子プロデューサー、出演のステファニー・アリアンが出席した。

 超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自ら死を選択できる制度〈プラン75〉が施行される近未来を舞台に、その制度に翻弄される人々を描く作品。参加者から尊厳死について意見を求められた早川監督は「この映画は大前提として、安楽死、尊厳死の是非を問うものではない」と断言し、水野プロデューサーは「生きていること自体が尊いというメッセージを伝えたい。早川監督と私たちは、すべての命を全肯定したいと思って、この作品を作ってきた」と同作に込めた想いを語った。フィリピン人同士の絆やコミュニティの描かれ方について、フィリピン出身のステファニーは「困っていたり、何かをしようしたら、フィリピン人のみんなが母親のように手助けしてくれる。家族のような付き合いになる部分をしっかり描いてくれた」と嬉しそうに語った。6月17日(金)から新宿ピカデリーほか全国公開。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。