東映配給『太陽とボレロ』の公開記念舞台挨拶が4日、丸の内TOEIで開催され、水谷豊監督、出演の檀れい、石丸乾二、町田啓太、森マリア、田口浩正、藤吉久美子、田中要次、六平直政、原田龍二、河相我聞、永尾佑、高瀬哲朗、梅舟惟永、木越明が登壇した。
豪華な俳優陣を前にした水谷監督は「改めてこの映画にはこんなにたくさんの役者さんが出られたんだと思った。そしてこんなにも素晴らしい役者の方々と仕事をできたんだと思うし、お客様の前にこうして立つことができ、本当に感無量」と喜びをかみしめた。
同作の楽器演奏シーンはキャスト自らが演奏しており、吹替なしで撮影された。トランペットを担当した町田が「試練でした」と言えば、ヴァイオリンの森は「1日7時間練習した」と話し、ホルンの田口は「よく東映に行って先生と練習した」、コントラバスの六平も「(自宅の)地下で練習した」と、それぞれが撮影に向けて奮闘してきた様子を語った。檀は作品について「生きていたら嫌なことも悲しいこともあると思う。それは誰の人生でも同じだと思う。でもこの映画を観て『人生ってそんなに悪くないな』という気持ちになって頂けたら嬉しい」と客席に呼びかけた。3日から公開中。