東映配給『太陽とボレロ』のキックオフイベントが、ロケ地の長野県松本市で10日に行われ、監督の水谷豊と主演の檀れいが登壇した。
イベントは、信毎メディアガーデンのオープンスペースで開催され、同作が“音楽を愛するアマチュア交響楽団”を題材にしていることにちなみ、松商学園の吹奏楽部が「ボレロ」を演奏して幕が上がった。水谷監督は、ロケ地について「この作品に必要だったのは、自然が近くにあること。山、川、緑、そして風を感じられる街が良いということで撮影監督と相談し、すぐに松本に決まった。本当に松本にして良かった」と説明。松商学園の生徒から、キャストは本当に演奏しているの?と質問が挙がると、「ちょっと疑われているような…(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、「本当に演奏している。吹き替えを使わないと事前にキャストに伝えていたので、コロナで撮影が延びた1年、役者の方は皆さん必死に練習してくれた」と感謝の言葉を述べた。檀は「(劇中の)弥生交響楽団のメンバーは音楽が大好きで、それに向かって必死に生きている。本当に素敵な、個性あふれる人たち。生きていると色んな大変なこともあるが、明日への希望を信じて一生懸命に生きている人々の姿を是非劇場でご覧頂ければ」とアピールした。映画の公開は6月3日(金)。