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東映『ブルーサーマル』、押切大機Pに聞く

東映『ブルーサーマル』、押切大機Pに聞く

2022年03月04日
 グライダーに青春をかける、体育会航空部の大学生たちを描いたアニメーション映画『ブルーサーマル』が3月4日(金)に劇場公開される。配給・製作する東映は、『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』といった東映アニメーションの作品は数多く公開してきたものの、自社主導で製作するアニメーションは、70年代に放送したロボットアニメ(通称 長浜ロマンロボシリーズ)などがある程度で、近年は例が無かった。そんな東映にとって新たなチャレンジとなる『ブルーサーマル』のプロデュースを担当したのが、2015年の企画当時入社3年目だったという押切大機氏(映像本部 コンテンツ事業部門 コンテンツ第一営業部 営業室 兼 企画調整部 係長)だ。立ち上げから6年が経ち、いよいよ完成・公開の時を迎えた心境や製作の経緯を聞いた――。


 『ブルーサーマル』は、東映が部署を横断してアニメーションの企画を募る「アニメ企画開発委員会」から生まれた作品だ。主に若手から様々な企画が上がるなかで、当時3年目だった押切プロデューサーも意を決して応募した。選んだ原作は、小沢かなによるコミック「ブルーサーマル‐青凪大学体育会航空部‐」。長崎から上京した主人公・都留たまきが、ひょんなことから大学航空部に入部し、空に魅せられ、仲間とともに成長していく青春ストーリーだ。「空と大学生の青春というテーマに魅力を感じました。スクリーンに映えそうで、自分が見てみたいと思ったのです。アニメーションの技術が発展していくなかで、映画館で空を飛ぶような体感ができるようなものを目指して作ることができれば面白そうだなと思いました」。……

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