WB『余命10年』(3月4日公開)のジャパンプレミアが24日、丸の内ピカデリーで行われ、出演の小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、黒木華、原日出子、松重豊、監督の藤井道人が登壇した。
原作、小坂流加の同名小説(文芸社文庫 NEO刊)は、“涙よりも切ない”恋愛小説として、発売以来SNSを中心に反響が広がり続けているベストセラー。20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた茉莉(小松)。生きることに迷いながらも茉莉と出会い、恋に落ちていく和人(坂口)。彼らの人生が交わるとき、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す。
イベントで小松は、恋のはじまりを描いた印象的な夜桜のシーンについて、「茉莉と和人が“何がきっかけで惹かれ合ったのか”を明確にしない所がすごく好き。“この人と一緒にいたい”とか“この人を守りたい”とか、この人の笑顔をずっと見ていたいって気持ちが、茉莉の中にはある。和人の屈託のない笑顔が茉莉にとっての救いだったと思えるシーン」、坂口は「本作は桜がすごく印象的なところで映っていて、夜桜のシーンは風が吹いて、目が合って、すごく2人の美しい関係性のスイッチが入ったような気がした」とそれぞれ振り返った。